お伝えしたいこと

2016-06-03 15:19:00

一万人の自己破産

ちょうど1年前にも話題にした奨学金の話。大学などの進学者の半数が利用している。現在約30万人以上の人に奨学金返済の滞りが出ているそうだ。「親の破産が子どもの教育に影響を与える」ことは,かつてからあった。最近は,「子どもの破産が親の生活にも影響を与える」現実がある。奨学金の返済ができない自己破産者は一万人にも上るらしい。自己破産後は,(連帯)保証人に返済の義務が移る。たいていの場合は「親」だ。まさに負の連鎖か。

親は子どもの未来を理解し,その後押しをする。しかし,時代は変わった。終身雇用はもう過去。明日さえも見えなくなることもある。だから,進学資金が必要になってからでは手遅れになる可能性がある。ファイナンシャルプランニングをやっている。方法はいくつかある。子どもと家族のことを考えて,少し早めに計画を練ろう。少し早すぎるくらいがちょうどいい。「教育」を犠牲にはしたくない。きっと多くの親がそう思っているのだろうし,そう信じたい。